セカンドガール〔美容師に恋した春〕実話
「何、食べる?」
メニューをあたしの方に向けてくれる


「一緒に見ようよ」

ちょっと不自然な角度だけど
これなら二人で見れるよね。


「迷っちゃう~もう決まってるの?」

メニューを持って少し接近してみた

あたしと同じようにドキドキしてくれるかな?


森くんは、あたしの目をじっと見てる。


そして、急接近してきた。


「梨華ちゃん、いい香りするね」



――ドキンッ


逆にドキドキさせられちゃった。



距離が近すぎて緊張しちゃう。
< 37 / 126 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop