この想いを君に…
「…ごめんね」

みんなが帰って家族だけになった。

あたしはみんなに頭を下げる。

「…俺の姉ちゃんはむっちゃんだけだよ〜!」

知樹がいきなり抱きついてきてあたしを押し倒した。

リビングに布団が敷かれていたから倒されても痛みはマシだったけど。

「もう、こんな風に出ていくなよ!」

知樹はあたしの額を人差し指で突いて笑った。

更にその上に桜が乗ってきて…

あたしに二人分の体重が…



うげっ!
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