この想いを君に…
「二人、せっかくなんだし、出店でも見てきなよ!」

リコが営業スマイル満点で悠斗と香奈の手を結ばせた。

「私とむっちゃん、この辺で場所取りしてるから」

リコの機転であたしは救われた。



「リコ、ありがとう」

河川敷にシートを敷いてあたしはリコと座る。

「いえいえ!せっかくのむっちゃんの話、じっくり聞きたいから」

香奈がいるとうるさいし…

とリコは苦笑いをした。
< 360 / 503 >

この作品をシェア

pagetop