見えない罪と、月
ヒジリが珍しく首を傾げる。殺しの標的は此処にいた人物らしい。

イレイスやセリルが殺されると言う事は少なくともない。

……セリルは此処にいた人物が標的だと知り、1人の人物を思い浮かべる。



ルシェだ。



「駄目! あの人だけは殺さないで! 誰かの依頼だとしても」

「お嬢ちゃん、そいつを知っているようだな。じゃあ早速……」


ヒジリがセリルに案内を頼もうとした瞬間、

銃声が響き渡る。ターゲットにされたのはヒジリ。

どうやらイレイスは自分達の願いを聞き入れに来た訳ではないヒジリを、

脅迫をしてでも言う事を聞かせようとしているらしい。
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