そして海の思い出を胸に

「ん? なんだ?」

「先生、結婚してるんですか?」



その質問に、涼は何も着けてない左手の薬指をみんなに見せて答えた。



「この通り、独身です」



「はーい、はーい」



おっと。

今度は希未が手を挙げた。

< 212 / 247 >

この作品をシェア

pagetop