つむぐ、

不良品のあたしは

自ら傷を負う事で

熱くさせて、エネルギー源としてた。

手首は相も変わらず
熱くて、

それだけを指針に

頑張ってた。

食べて、

すぐ吐きたくなって、

食べなくて

お腹が痛いの繰り返し。


あたしは、不良品。

安く売られていても、

買い取り手はいないね。

馬鹿にしないで、


(水の底)
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