先生と私。


「お姉ちゃんよかったら僕んち泊まっていって。
僕お姉ちゃんとずっと一緒にいたい。」
「うん…でも迷惑だし…私のお母さんに怒られちゃうから…また…泊まれる日がきたら泊まらせてね。」
「え~っ……わかった。じゃあまた今度ね。絶対だよ。
約束のゆびきりげんまんしよう。」
「うん。」
「「ゆ~びき~りげ~んまんうそついたらはりせんぼんの~ます…ゆびきったっ」



私は立ち上がった。男の子のおかげで痛みもだいぶよくなった。「じゃあもうそろそろ帰るね。
こんなところにずっといてたらかなり怪しい人だしね。
今日はありがとう。お姉ちゃん頑張るね。」
「うんじゃあね。
お姉ちゃんの役にたってよかったよ。
お姉ちゃん大好き。また絶対会おうね。バイバイ…」
「うん…泣かないで。」
「えぇーん…嫌だよー。お姉ちゃ~ん…」
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