切なさに似て…
息はピッタリの信浩。
笹原 信浩(ササハラ ノブヒロ)。現在同じ21歳。
信浩とは高校で知り合い、奇遇にも3年間同じクラスということを手伝ってか、何故かすんなり打ち解けていった。
高1の時にお父さんの再婚で、こぶ付きじゃあんまりだ。新婚の邪魔する気なんかない。と、それからここで独り暮らしをしている信浩。
その時から、私はここに通い続けていた。
今じゃ、私の一番の“親友”。
私が信浩の部屋に訪れる時は、大概伸浩がビール、私はノンアルコールのカシスオレンジ。適当になにか摘んで夜を過ごす。
私と信浩の間に“友情”以外の感情を、含有する物質は何一つない。
間違いを犯すことはないし、気を遣うこともなく、至って楽で自然に接し合える。
内部まで侵入はしても、いじくり回さない。詮索しない。
言いたくなったら話す。それに深く尋ねたりしない、それ以上あれこれ探り合いはしない。
そんな私達、端から見れば“奇妙”な関係だと思う。
笹原 信浩(ササハラ ノブヒロ)。現在同じ21歳。
信浩とは高校で知り合い、奇遇にも3年間同じクラスということを手伝ってか、何故かすんなり打ち解けていった。
高1の時にお父さんの再婚で、こぶ付きじゃあんまりだ。新婚の邪魔する気なんかない。と、それからここで独り暮らしをしている信浩。
その時から、私はここに通い続けていた。
今じゃ、私の一番の“親友”。
私が信浩の部屋に訪れる時は、大概伸浩がビール、私はノンアルコールのカシスオレンジ。適当になにか摘んで夜を過ごす。
私と信浩の間に“友情”以外の感情を、含有する物質は何一つない。
間違いを犯すことはないし、気を遣うこともなく、至って楽で自然に接し合える。
内部まで侵入はしても、いじくり回さない。詮索しない。
言いたくなったら話す。それに深く尋ねたりしない、それ以上あれこれ探り合いはしない。
そんな私達、端から見れば“奇妙”な関係だと思う。