勝利の女神になりたいのッ!~第1部~
「まぁいい。紫衣に間違いはなさそうだ。面影もあるし....。」
変な左近さん。
でも安心した。
ちゃんと戻ってきてくれたんだね。
昨日は不安で押しつぶされそうになってたんだ。
布団に包まってるうちに寝ちゃったのは熱のせいよね。
それとも私ってとっても図太いのかしら?
寂しくてどうしようもなかったのに...
寝ちゃうなんて、本当に暢気な性格だな。
「変わったことはなかったか?」
「はい、少し体が熱くなってとても不安だったんです。でも寝ちゃったってことは大した事なかったみたいです。」
ニッコリと笑って首を傾げると左近さんもニッコリ笑い返してくれた。
「そうか。ところで紫衣、俺の見た目にはお前はとても小さい少女のようだ。」
「はい?」
左近さんの瞳がゆらゆらと揺れている。
小さい少女?
それって18歳には見えないって言いたいの?
失礼しちゃう!!
そりゃ確かに幼くは見られていたけど...
そんな...小さな少女なんて、そんなに幼く見られたことなんてない!!