勝利の女神になりたいのッ!~第1部~
思わず左近さんを睨みつけてしまった。
でも同時にどうしてだか涙が瞳を覆っていたんだ。
ジワリジワリと滲み出すように潤んでくる瞳を両手で隠そうとして私の心臓は跳ね上がった。
手が.....
手がまるで小さな子供の手になってる?
おまけに今気付いたけど着ていた服もブカブカ。
どういうこと?
体が縮んじゃったの?
「左近さん?私いくつに見えますか?」
両手から視線を外すことなく私は左近さんに尋ねた。
「隣村の紫衣と同じくらいの年に見える。紫衣は5歳だった。」
紫衣ちゃん?
あの不思議な少女の紫衣ちゃんも5歳くらいだった。
私は正真正銘18歳。
高校卒業を控えて卒業旅行の計画を立てていたんだよね?
5歳?
......5歳?
.............?
「5歳-----????」