平安物語=短編集=【完】



その時、帝からの使者がやって来ました。

御文を見ると、

『ご安産と聞いて、年甲斐もなく泣いてしまいました。

男の子だそうですね。

早くあなたと若宮に会いたい、なるべく早く参内してください。

あぁでも、無理をして体を壊すような事は決して無いように。

とにかく、体を休めることです。

本当に、生んでくれてありがとう。』



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