男×男!?
あたしはその篠原という……執事?に無理やり物陰から引くずりだされた。
「不法侵入者はぁーっけん♪」
「っ…」
篠原の握力はやっぱり強くて逃げれない。
「男…、…だよな…?」
「どー見ても男でしょ」
「…………確かに…。」
篠原があたしの両腕を握って放さない。
あたしは下を向いていたら河本があたしの目の前にペタンと座ってあたしを見上げるようにして話し掛けた。
「何でいんの…。」
その仕草にはかわいいと思わず思ってしまった。
でも河本の口から出た言葉はあまりにも低くて、おもわず目を見開いてしまった。
河本はじっ……とあたしを見ていて、黒崎はそんな光景をただ見ていた。
「何でいんの…」
河本はまた同じ質問をあたしにした。
顔も、目もあのまま―…。
あたしをじっと見たまま。
「…………知らねぇよ」
あたしはハッと挑戦的な声を出して河本を睨んだ。
河本はめんどくさそうに立ち上がって下を向いていたあたしのデコを強く押して上を向かせた。
「っ……」
「へぇ…?……あんた、度胸あんね」
ニヤ…と笑う河本は、さっきと全然違って背筋がゾクッとした。