男×男!?
あたしは神楽の部屋に入って着替えた。
着替えなんてすぐに終わるのに、あたしはなかなかこの部屋から出れなかった。
ベランダに入って下を見ると、救護の先生はいなくなっていた。
誰もいなかった。
あると言えば、神楽の『血』だけだった。
それを見てあたしは何かが引いた。
あたしは部屋を飛び出て隣の部屋に入った。
「神楽に会わせてください!!」
「………ダメだよ」
「何で…」
「理由は2つ。」
「一つ、君ら2人と榛遣、まぁよくて俺ら2人以外は敵として考えての事。」
「二つはアイツの事も考えな。そんな傷だらけのあんた見たら俺が怒られる。」
「……。」
「じゃぁ肇!!友達だけでも助けに行かせて下さい」
「…………いいよ。アンタはけっこう好きだ」
「あっありがとうございます!!」
そぅ言うと大人な笑みを見せた。
あたしは部屋を出て角を曲がった。
「そんな事になってるとは思いませんでしたよ」
その声に気がついて顔を上げると――…
「黒崎…」
「名前覚えられてるとは意外だったな」
っとフッと笑った。