男×男!?
「あぁだから来たんだ」
あたしがあんなに必死ってか強調して言ったのにこの人はまったくのスルーで自分の話をし始めた。
あたしはしょうがなく訊いてあげた。
「何をですか?」
呆れながらも自分で訊いた。
「アイツ。ロンドンに行くのは確実だよ?」
「……。」
だと思った。
心ではそぅだと思って覚悟を決めていた気がするのに、神楽の兄貴にその事を話されると、100%確実な話なんだって思って、
哀しく感じてしまった。
一瞬、泣きそうになってしまった。
「………知ってますよ…?」
「って言っても覚悟してなさそうな顔だね」
「……そんなの自分でもわかってますよ」
そぅ自分で言ったのに、自分で驚いてしまった。
「哀しくないの?」
「………さぁ?」
そんなのわかってるだろ?
あんたなら分かる。
だってさっきからあたしの心を読んで訊いてるんだから。
そんなの分かってるに決まってる。
「あたし、着替えるんでどこか貸してくれませんか?」
「ここで着替えればいいじゃん」
「嫌です。」
「しょうがないなぁ…。隣、榛遣の部屋だから使えば?」
「…………はい…。」