男×男!?
「洋和…本当に悪かった。」
「…………はぃ」
昔から洋和は行動が早かった。
気も利くし何より頭の回転が速いし音にも敏感で、すごい有能な性格だとずっと思っていた。
「悪かった。………辛かったか…?」
「…………はぃ」
「なぁあの時の呼び方でいいよ。」
俺と洋和はずっとそぅ呼んでいたんだ。
俺と洋和だけの時には、必ず俺のことを『慎』って呼ぶんだ。
「ぅん…わかったよ…。……慎……。」
そぅわざとらしく言ったセリフ。
その言葉が俺の心を嬉しさと、少しの罪悪感が支配していた。
「ありがと、…洋和…。」
だから俺もわざとらしく名前を呼んだ。
この想いを、君に伝えたら何て言うのかな?
馬鹿だって本気で殴るかな?
それとも洋和側について数日間口きいてくれないかな?
でも、最後には考えて考えて俺を慰めるのがキミだから。
だからキミに伝えよう。
だからキミに…言おう。