男×男!?
神楽はドアに寄りかかってこっちを見ていた。
左腕にはギブスをしたまんまだった。
それから神楽はゆっくり近づいて来た。
「起きてたね。寝れなかったの?」
「っえぁっ……ぅんっ」
「ちょっとクマできてるよ」
って小さく笑った。
「……泣いた…?」
神楽の表情が消えた。
小さな笑顔が消えた。
「…………何で?」
「…跡が…ある、から……」
「そっか」
「あ、いいよ。入ってて」
あたしが布団から出ようとしたら神楽があたしを止めた。
「洋和に会ってたんだ。」
「えっ!?」
「洋和は知ってるよね?」
「ぇ、うん…。手当てしてもらったし…護ってくれたし…」
「そっか…」
そぅ言うと俯いて小さくクシャッと笑った。
「洋和くんの前の担当って…神楽だろ」
神楽はあたしを見て、じーっと見つめた。
それから「うん」と言った。
あたしは洋和くんの前の担当が神楽だって分かって嬉しくなった。