男×男!?
「何笑ってるの?」
「なんとなく」
なんとなくなんて嘘だよ。
洋和くんに聞いた元担当の人が、神楽に合ってなくて、いつもの神楽より優しくて、なんとなくくすぐったかったんだ。
神楽をジーっと見ると、神楽は優しく「何?」って訊く。
そんな優しい神楽を見ると、洋和くんが羨ましく思える。
あたしはいつも神楽に苛められるから…。
洋和くんは神楽にやさしくされてるもん…。
洋和くんが、……。
羨ましいよ……。
「会いたかった…」
ボケッとしていたあたしには何が起きたのかわからなかった。
でも、その後に感じた左側だけの温もりと、右側の違和感で、あぁあたしは神楽に抱きしめられてるって思った。
「最後に悠ちゃんに会いたかった。」
「………さぃ…ごぉ…??」
あたしは神楽の“最後”って言う言葉に反応して突然涙が出てきた。
「ぅん…」
あたしはまた涙が出てきた。
「………ゴメン…」