花火
「花火やお祭りの最中の楽しさも、その後の寂しさも、他では絶対に味わえないでしょ?だから両方ワンセットで醍醐味なんじゃないかな、って。そう思えば、この寂しささえも楽しく思えるでしょ?」
自分にも言い聞かせていたのだろう、言い終わった頃には、いつもの笑顔を取り戻していた。
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