いちごみるく

告白

あれから新司は自転車を走らせて、私の家の近くの公園まで来た。



「奈南、着いたぞ。」



新司がそう言って私の方を振り向こうとした。



けど、私は新司の制服をさっきより強く握って、新司の背中に顔を埋めた。



「奈南?」



「新司...私...間違ってるのかな...?」



「ん~?」



「新司を...選べばよかったのかな...?」



「それ普通俺に聞く~?」



そうやって新司は立ち上がって私の方に振り向いた。
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