硝子
ままがいない―…
早く帰ってきてよ…
まだ小さい私は
大好きなおばあちゃんの
隣でぼんやりと外を
見ていた……。
『毎日辛いだろう?でもねきっと明花なら幸せになれるからね。』
おばあちゃんは
いつもそう言っては
頭を撫でてくれた。
『ほんとぅ?明花しあわせになれるの?ままとぱぱとまた、たのしくあそべるの?』
あたしがそう言うと
おばあちゃんは
黙って外を見た。
あたしにはとても
辛そうに見えた。