幼なじみは先生



♪〜♪♪〜♪〜


部屋に携帯の着メロが響く


『…もしもし』

「あっ、伊藤です」

バクバクと胸が高鳴る

『ハハッ…知ってるっつーの』

携帯からいっくんの笑い声が漏れる

『んで、どうした?』

いっくん何て言うかな?
「あのね!杏に言ったよ…あたしといっくんのこと!」

『大丈夫だったか?』

「それがね、前から薄々あたしといっくんのこと知ってたみたいなの。認めてくれたよ!」

やっぱり嬉しくてまた笑みがこぼれる

『まじかよ…良かったぁ〜、真白の友達に感謝しねぇとな』

「うんっ」

あたしは笑った

それから色々話をして携帯のボタンを押そうとした時…

『おやすみ』

「おっやすみ」

何だか本当に恋人同士みたい‥
いつもならこんなの慣れてるのに今は何だか少し胸が熱い…

「真白♪お風呂入りなさ〜い!」

下からお母さんの呼ぶ声
「はーいっ」

あたしは携帯をベッドに置き下におりた





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