幼なじみは先生


『後で警察に行きましょう。話は後でで』


運転手さんはそう言うとおじさんの腕を掴んだまま運転する近くのとこまでおじさんを席に座らせた


運転手さんがくるっとあたしの方を向いた

『ありがとうございました』

「え…あ、いえ」

え?何この状況!

何なんですか!何、この展開!

心の中でツッコミをいれる

周りを見るとまだあたしを見ていた

は、早くバスおりてぇ…
それから10分ぐらい経つとバスが目的地に着き、やっと解放された

バスが着いた時なんて思わずガッツポーズをしたくらいだ

「真白、本当さっきありがとね!!お礼にアイスランドで何か奢る」

そう言ってニカッとはにかんだ

「アイスランドかぁ…やった」

何食べよっかなぁ〜

「ああ、ここ!ここ!新しく出来たデパート!」

何か、さっきまで痴漢されたとは思えない元気のよさだなおい

まあ、いいけど

杏と中へ入る

「うわぁ〜!!広い」

はしゃぐ杏

「あ、あの服可愛いっ」

杏はそう言うとあたしの腕を引っ張り店の中へと入った
< 161 / 402 >

この作品をシェア

pagetop