幼なじみは先生
息を飲み込んで拳をぎゅっと握り締めた
「何やってんですか!!」
思わず声を荒げてしまう
「は?あんた誰?」
三人組のひとりがあたしを見ながら口を開いた
杏があたしをびっくりしながら見つめる
「杏の親友です!!ってそうじゃなくて!あなた達杏に何したんですか!?」
「フッ‥何って、見れば分かるでしょ?コイツが悪いのよ、殴ってきたんだから」
馬鹿にしたかのようにあたしを見つめるとまた鼻で笑った
この人が創也先輩の彼女‥‥?
「違います‥杏は、ただ‥!!「真白!もう‥いいから!」
何で‥何で止めるの?杏……
鞄を持つ手に力を込めるとまた口を開いた
「創也先輩を馬鹿にしたあなたが悪いんですよ!」
「馬鹿にした?バカ言わないでよ。あたしは創也に好きだって言われてしょうがなく付き合ってあげたのよ?あたしは悪くない!」
「悪くないって…そんなの‥ひどいですよ」
低い声で彼女を睨みつける
ああ‥どうしよ
ホントこんなことまで言うつもり無かったのに‥