ピンチヒッター
「こんにちは、亮くん」

そう挨拶した人は、あたしの知ってる人だった

長谷川先輩だ・・・・・・

「先輩、練習ちょっと遅れます」

「了解、ほどほどにね。
って、あれ?
隣にいるのって藤原さん?」

「え、あ、はい」

何であたしの事知ってるの!?

「初めまして、野球部マネージャーの長谷川です。
チア、やってくれてるんだよね。
皆喜んでるよ、ありがと」

長谷川先輩はニコッと笑った

「いや、まだ練習中で、
ホントに力になれるかどうか・・・・・・」

「大丈夫。
チア部が出来たって話聞いて、
皆気合入りまくりなんだから」

「は、はぁ。
そう言っていただけると嬉しいです」
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