ピンチヒッター
「まあ、昨日はちょっと、カッコ良すぎたね」

「ありがと♪」

笑顔を向けられた

いや、そんな素直に喜ばれても・・・・・・


「でも実際・・・・・・一人じゃ何も出来ないんだけどなぁ」

「・・・・・・知ってるよ。あたしは知ってる」

正太がいなかったら、今の桜庭亮はいないもんね

「そこまで断言されるとヘコむ」


なんだそれ!!

せっかく理解を示してあげたのに


「で、でもさ、リトルリーグの監督だっけ?
“野球は一人でやるもんじゃねぇ!”って。
あれをずっと意識してるんでしょ?」

「くっ、ふふ、冗談だっつーの!」
「な、あんたねェー!!」

笑ってんじゃねぇ!!

「ごめんごめん。
俺の事わかってくれて、感謝してる」


・・・・・・

そんな優しい顔されたからって、許すなんて思うなよ!

< 148 / 216 >

この作品をシェア

pagetop