チェンジ
次の日

―ピーッ!ピーッ!―
目覚しがなった。

私は、ベットから降りた
2段ベットの下では、妹の瑞希がイビキをかきながら眠っていた。

『行って来ます』

今日は土曜日。
部活は1日練習だ。

職員室で部室と体育館の鍵を貰って、部室に言った。

部室のドアに鍵をいれると…ある異変に気付いた
ドアが開いてる…
なんとなく、嫌な予感がした。

―ガチャ―

自分は…言葉を失った…部室に飾ってある
トロフィーはボロボロに壊され
窓は割られている…
ゼッケンは破られ…
壁には穴と落書きで
「下手くそ軍団」と書いてある…
そして…
ユニフォーム…
ボロボロで、とてもじゃないが、着れる状態ではない…
ただ…自分の背番号10番だけは、傷つ一つついてない…
そして…
ボールには全てにカッターの様な物で切った後があり
カッターの突き刺さったボールが1つ転がっていた。

自分は、そのボールを持ち上げて
カッターを抜こうとした瞬間

―ガチャ―

「…………ナツ…何やってんの?」

キャプテンのヒトミ先輩が自分を睨み付けた…
『えっ!!いやっ、違います、自分が朝来た時にはこうなってました!』

「最悪だね…いくら自分がいじめられてるからってさ…普通ここまでやらないよ」

他の部員も次々と集まってきた。

絶句する人
自分を睨み付ける人…

「何してる!!」
顧問の東田先生が走って来た。
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