あたしの執事
あたしの言葉に反応したかのように、玲の頬が緩んだ。


「もう勉強してあんだけどなー…教えてあげようか?千秋」


小馬鹿にしたようなその返答。どうせロクでもない知識が山積みになってるくせに…


「…あのさ、あたしら子供がそういう危ないことしちゃいけないっていうのを、勉強すれって意味なんだけど」

「それなら、子供じゃないこと証明してやるよ」

「結構!朝ご飯食べれなくなるしね」


会話が繋がらない。むしろおかしくなってきてる。

朝っぱらから下ネタ続きっていうのは、やはり教育上よろしくないし、非常に悪影響だ。

思考が変な方向に回転しつつも、あたしは足を進める。先程の内容が内容なので、廊下に響いた足音がやけに、ありがたく感じた。


「ありえん…アイツは本当に執事としての教育がされてんのか?」


目の前に立つのは配膳室。高い病院とだけあって、料理も豪華だ。


「こんな早くから刺身…てかナマモノ食べて、お腹壊さないのかな…上流階級の皆様」
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