君にティアラ
…ポタッ。

真菜のそんな言葉にあたしのスカートの上に滴が落ちた。

「ご、ごめん果穂!気にしてたよね、ごめん!」

慌てた真菜の言葉にあたしは小さく左右に首を振って。

「…あたし、健吾の彼女、もうダメかも」

ポツン、と告げた。

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