ルームメイトは悪魔サマ…
「そろそろ許してあげたら?
良かったわ、未来が私に呼びかけたから…。
アナタに助けを求められるってね。
私に相談したアナタは麗サマ達に素晴らしい事をされて仲直りしてるわよ。
でも、意地を張っていたアナタ達の未来の仲は最悪よ。
アナタが意地を張る事で傷ついてしまうの。
未来は教えてはいけないのだけれど…
初めて会った時にアナタが未来を変えると言ったから言ってるの。
ほのかなら、彼の気持ちが分かるわよね?
傷つく事を知っているアナタなら……」
華楽ちゃんの言う通りかも…。
自分の気持ちしか考えてなかった。
麗だって考えてるんだよね。
「もう、決まってるんでしょ?
ほのか行ってきなさい」
華楽は優しく背中を押した。
「華楽ちゃんありがとう!」
ほのかは走り出した。
「…どうしたって憎めない子。
彼女なら大丈夫…。
未来を変える力を知っているから」