ルームメイトは悪魔サマ…
ほのかside…


「なるほどね…。


私も驚いた。


誰にも心を開かない坂槇サマとそんな過去があったのね」


華楽も深々、驚いている様だ。


「でも麗ったら酷いんだもん。


そう思わない??」


麗が全部嫌な思いにしたんだもん…。


「私はそうは思わないわ。


確かに言い方はきつかったかもしれないけど…。


彼なりに心配したんじゃないの?


彼に泣いて話したんでしょ?


誰だって気にするわ。


少なくとも私には優しさからだと思うわ」


華楽は笑みを見せながらそう言った。


「そうかなぁ?」


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