月と太陽の事件簿4/卒業までに解く問題
湯月くんの様子に気付いた達郎兄ちゃんがたしなめるように言う。

「あの、いや別に…」

湯月くんは完全にしどろもどろだった。

なんなんだろ、一体?

あ、そうだ。

疑問といえば一番大事なこと忘れてた。

「湯月くん。なんであんな手紙あたしに書いたの?」

まさか湯月くんがあたしに恨みを…?

「それは…」

言いかけた湯月くんの顔がみるみるうちに赤く染まってゆく。

そして再びうつむいてしまった。

「彼の口から聞くより、カホが手紙を読む方が手っ取り早い」

達郎兄ちゃんが助け船を出すようにして間に入った。

「これが今日、彼が出そうとした手紙だ」

1枚の便せんをあたしに渡す。

その便せんには【26+21】とあった。

「そしてこれが最後の手紙だ」

【28+10】と書いてある便せんを受け取る。

「最後の手紙と一緒に、これを入れるつもりだったそうだ」

達郎兄ちゃんが取り出したのは、いろはカルタだった。

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