only one
誰かによって決められるレール。
選択肢のない人生。
「後継者はマツ。」
親父の言葉が頭の中でぐるぐると回っていた。
ベッドに体を投げ出すように転がり、俺は瞼を閉じた。
虫唾が走る。
自分の思うままに生きれないのは地獄。
運命だ?
宿命だ?
そんなもの誰が決めた…
馬鹿馬鹿しい。
彰人のそれがやり方なら俺はついていけねぇ。
それが彰人の守り方なら俺とは違う。
彰人とは一緒にいられねぇ…