カレイドスコープ2〜先生と過ごす日々〜
「わあ!大きい!」



広場に着いた私は思わず声に出してしまった。



目の前には、大きなクリスマスツリー。



カラフルなライトがゆっくりと点滅しながらツリーを輝かせている。



「本当に大きいツリーだなあ。」



その大きさに先生もびっくりしながら、ツリーを見上げた。



クリスマスイブだけあって、広場はたくさん人がいる。



私たちも、綺麗に飾りつけられたツリーをしばらく見ていた。





すると、夜空からちらほらと雪が舞い降りてきた。



「あっ!雪…!」



その声に反応して、先生も夜空を見上げた。



クリスマスイブに雪…!



今夜はホワイトクリスマスだなんて、なんかロマンチックだなあ…。



白い雪を手で受けとめながら、そう感じていた。



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