孤高の狼に捧ぐ恋唄


しかし、私はまたしても後悔することになる。



声をあげたことで、男たちは一人ずつ、私の左右の腕を掴み、

私は身動きがとれないようにされてしまった。


さらに、男の陰になって私からは見えなかったが、

私を牽制するために男が動いたことで、その通りかかった人物を見ることが出来た。



そこに立っていたのは、私と同じくらいの年の男の子だった。


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