孤高の狼に捧ぐ恋唄


しかも、ぼんやりと映し出された体つきは細身で、

はっきりとは見えないが、端正な顔立ちをしており、

どうみても強いようには見えなかった。



助けを呼びに行って貰ったとしても、

おそらく応援が来る頃には、私たちはもうここにいないに違いない。



無駄に巻き込んでしまった……


そう思った。


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