愛した名前



歩き出していきなりけいが止まる。


「っ・・・?」


私は首を傾げる。


「えと・・・桜井今どこ?」


あ、そっか。


今・・・どこだ?


それに、あきらの家も知らないや・・・。





「近くの公園にでも、来てもらう?」


私は、けいに問いかける。


「あー、そうするか」


けいは少し考えて答えた。




< 128 / 213 >

この作品をシェア

pagetop