愛した名前


「夢じゃないよね?」


私は笑顔でけいに聞く。


「おう」


けいは私をぎゅっと強く抱き締める。



「すっげぇ会いたくて・・・」


けいが呟く。


「さきもだよっ」





私もだよ、けい・・・。


一回会うと、また会いたくなってしまう。


それほど、けいが好きなんだ・・・。



帰ろうとしている人たちが私たちをジロジロ見てくるのも気にせず、私はけいと熱いキスをする。








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