【短】さ く ら Ⅰ~あなたのことが好きすぎて~





「はぁ―…。」


ため息しか出てこない。
あたしも陽介と同じくファミレスでバイトをしていて、いつもはホールだけど、足の怪我のこともあってしばらくキッチンをやることになった。

「なんだ、なんだ?元気ないぞ?」


「今西さん…。」


「足、大丈夫か?」


「あっはい。」


「っとに、作りたての料理ひっくり返して火傷と切り傷なんて、どんだけだよ!?」


「そうですよね…。」


「………今日上がり何時?」


「22時ですけど…?」


「オレチャリだから、家まで送ってってやるよ。」


「いえっ、そんな悪いです。」


「はい、決定♪」


そう言って今西さんはホールに戻っていった。
あの人…本当に自由だな……。


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