【短】さ く ら Ⅰ~あなたのことが好きすぎて~





バイトが終わり裏口から出ると、本当に今西さんが待っていた。


「はいっ、乗った乗った!」


「えっあのっ…。」


強制的に乗せられると、チャリは走りだした。



















「次どっち?」


「右です。」


「はいよ~。」


「ホントすみません…。」


「いいの、いいの、オレが勝手にしてることだから。……最近元気ないけど、どうした?」


「…そんなことないです。」


「そんなことあるから。…彼氏とケンカか?」


「…そんな感じです。」


「難しいよな、遠距離は。」


「今西さん?」


その声があまりにも悲しかったから、思わず名前を呼んでしまった。


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