彼氏は他界の王様?!
「お前は俺のものだろ?!」
海斗の汗が私に落ちて、
ところどころのファンデーションが
取れてしまう。
「これ、、、」
そう言って、私の体につくマークを
指先で触る。
「ごめん。怖かったよな、、、。
守ってやれなくてごめん、、、。」
「海、、、斗ぉ、、、」
海斗が力いっぱい私を抱きしめる。
「帰ろう。王宮へ」
「、、、イヤだ」
また、
久美さんに何かされるかもしれない。
そう思うと、体が震えだす。
怖い。
そんな恐怖しかない。