−Secret☆GIRL−
振り向くと、数人の女の子たちがいた。
中にはあたしと同じクラスの人もいる。
え?てか、集団で何?!あたしなんかした!?
「何でしょうか?」
時間がないからなるべく早めにすませてほしい。
「あなた、光太郎様と玲様とどのようなご関係なの?」
あー
これってまたあのパターンですか。
なんか、この間のトリプル愛たちよりタチが悪そうなのは気のせいかしら?
「ただの友達ですが」
コウタロウはたぶん友達だけど、玲は……なんなんだろう?
「それにしては玲様とずいぶん仲がよさそうに見えるけど」
「は?!」
何言ってんのコイツら。
その逆だし!
誰がどうみたって仲がよさそうには見えないと思うんだけど?!
「あたし、クソお…比奈河とは逆に仲悪いんですけど」
「嘘ついてんじゃねーよ!」
こっっわ!
見た目お嬢様なのにキレるとこうなるんだー
顔に似合わず言葉使い悪いし。
(↑人のこと言えない)
「私は中等部の時から遠くで玲様を見守ってきたけど、あんなに女の子につっかかってる玲様は初めて見るのよ!!!!」
…つっかかってるって、あんまいいイメージなくね?
「玲様と光太郎様になれなれしく近寄らないで!」
いやいやいや、
こっちが関わりたくなくてもあちらの方々が話し掛けてきたり、けなしてきたりするんですけど。