さようなら。
「佐倉さん」

「はい!?」

びっくりして

思わず声が

裏返った。

「そんな

緊張しないでよ」

恥ずかし〜……

先輩は

優しい顔で

笑った。

あたしとは

十センチも

変わらない身長だけど

どこか

大人っぽくて

魅力的だった。

トークも

おもしろいしね。

「佐倉さん

さっきは浜谷が

ごめんね」

「あ……

……はい」

「浜谷さ、

あんなんだけど

一途なんだよ

佐倉さんが

入学したころから

ずっと

好きでさ

だから

ちょっとでいいから

考えてやって」

……

わざわざ

浜谷先輩のために?

普通

呼び出してまで

言わないよね。

二人は

親友なのかな。

そっけなく

見えるけど

どこか

繋がってる感じ。
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