-月の果てreplay story-
「……わかったわ」
ソフィは、ぽつりと呟く。
「では、これを」
と男は、紙包みをポケットから出し
それをソフィへ差し出した。
「これはなにかしら?」
とソフィは、サラサラと音のするそれを
不思議そうに受け取った。
「魔法の粉だよ」
と男は、笑ってみせる。
「魔法の、粉…?」
ソフィは、きょとんとして
男の笑顔を見つめていた。
「そう、それを"ソフィ"姫の飲むミルクティーに煎れてごらん」
「ミルクティーに?無理よ、私はもうソフィとお茶なんて飲めないわ」
「どうして?今から、君の部屋に誘えばいい。お茶会をしませんか、と」
「……来て、くれるかしら?」
ソフィは、ふとカーテンの隙間から洩れる太陽の光を見つめた。