2つの世界
私情なんか関係なく始まる、収録。

でも、いつもよりも喋れた。まぁ波留さんは普通に邪魔してきたけど。

「麻莉、最近テレビで喋ってなくない?」

次の日の学校で優花に言われた。

「やっぱ、そう映る?」
「どーゆー意味?」
「いや…。もう1つ気づくことない?」
「えー…。んと…夏目波留と共演が多い?かな…」

やっぱり、わかるんだ。

「もしかして…。」
「優花?」
「いや、夏目波留になんかされてんのかなぁとか思って…。」

あたしの周りは、どうしてこう鋭い人が多いかな…

「ないない!それに、なんかあっても負けないし!!」
「なにがあったの?」
「えぇ!?」
「ほら、つ・め♪」

クセは簡単には直せないか…。

言ってもいいのかな…。

「言ってみれば?名取には。姉さんには話したくないんだろ?」

悠斗の声。声のした方を見ると、やっぱり悠斗がいた。

「でも…」
「あたしの事は、気にしないで話して?」
「ぅ…。」

2人して、あたしの心の声を読んでる…。

「わかったよ…。」

仕方ないから話すことにした。

言いたくなかったけど、2人から言われると言った方が…って思っちゃう。
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