2つの世界
結局あたしは優花に全部話した。

「うわー…。夏目波留はやっぱり裏あったか。」
「やっぱりって?」
「なんとなく、テレビ見ててもそんな気がしてた」
「すご…。」

優花は超能力があるんじゃないかと思う。

「あたしはさ、芸能人じゃないから現場に行けないけど相談なら乗れるよ。」
「うん、ありがと。」

「まぁ、現場では悠斗くんがついててくれるからね♪」

「なぁ!?」

優花には、まだ付き合ってることは言ってない。

「あたしが気づかないとでも思ってんのー?」

そう言って笑った優花は、軽く怖かった。

「ちなみに!!悠斗くんが前から麻莉の事を好きだったのも、麻莉がとっくに悠斗くんが好きだったのも知ってるんだから♪」
「なぁ、名取怖い。」
「それは、あたしも同じだよ…。」

優花の才能も、困ったもんだ。

でも、優花ともとに戻れたのは嬉しい。

「あ、麻莉は今日も仕事でしょ?」
「うん。」
「頑張ってね♪」
「うん!!」

優花とこんな会話ができるなんて思わなかった。

悠斗のおかげかな。

「何ニヤついてんだよ。行くぞ。」
「はいはい。」
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