2つの世界
†悠斗†

波留さんに連れられて来たスタジオに麻莉がいた。

…今は桜か。

桜は最近報道された、弘輝ってヤツと話してた。

いつのまにか、ずっと麻莉達を見てた俺。

弘輝が俺に気づいた。それから場所を変えた。

俺を見たくもないんだな…。当然か…。

「悠斗くん。桜ちゃんなんか見てどーしたの?」

波留さんが笑顔でそう言う。

「別に…。」
「フフ…いい加減諦めなよー?あたし同情なんかしないよ?」
「知ってます。」
「もー。強情だなぁ。」
「…。」

波留さんが見てない間に桜を追ってみた。

会話は聞こえないけど、楽しそうだ。

まぁ、そうだよな。

もう、あいつが誰を好きになってもなんも言えない。

けど、自分でやったことだ。

仕方ない。

しかたないんだ…。
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