2つの世界
†麻莉†

学校を終えたあたしは、事務所に行く。

最近、事務所によく居るって情報をつかんだ。

そのとき、電話がかかってきた。

「もしもし?」
『もっしもーし♪波留でーす!』
「…なんで知ってるんですか?」
『悠斗くんのケータイ勝手に見ちゃったー♪』

なんなんだ。この人は…。人のケータイ勝手に見んなよ…。

「…。で、なんのようですか?」
『んーと、ちょっと事務所に来てくれない?』
「いまから行くつもりでした…。」
『あら〜。以心伝心?じゃ、あとでね〜。』

そう言って波留さんは電話を切った。

なにが以心伝心だよ…。

ちなみに、あたしは今日仕事がない。

だから、ゆっくり話が出来る。

そして、事務所に来たあたし。

「波留さん。」
「桜ちゃん。待ってたよ…♪」
「単刀直入に聞きます。悠斗に何て言ってあたしと別れるようにしたんですか?」

あたしがそう聞くと、焦る様子もなく、まるであたしがそう聞くと分かってたような笑みを浮かべた。

「フフ…やっぱり気づいた?まぁ、鈍いのには変わりないわね。」
「はやく教えてください。」
「はいはい。あなたの秘密を知ってるから、あたしと付き合ってくれなきゃバラすって言っただけ。」

秘密…。まさか…。

「波留さん…。秘密って…。」
「あなたが生嶋麻莉だって事。知ってるの。」
「それで…脅したんですか!?」
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