絶対キケン恋愛-☆年下王子とLOVE×PANIC!☆-



そんな極度の緊張状態にいるあたしに、笹山さんが優しく声を掛けてくれる。




「緊張していらっしゃるのですか?」



「…はい。なんか怖くて…」




昨日から、ずっと恐れていた。


…岬サマは、あたしの言葉なんか聞いてくれないんじゃないかって。


そう考える度に、あたしは不安で不安でしょうがない。




「大丈夫ですよ。

岬様は人より一倍不器用ですが、その分優しい所もありますから」



「笹山さん…」




不思議だ。

笹山さんはあたしを落ち着かせる名人なのかもしれない。


緊張がほぐれていく内に、あっという間にマンションに着いた。



あたしは笹山さんに無言で頷くと、ダッシュで三十階まで向かった。




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