絶対キケン恋愛-☆年下王子とLOVE×PANIC!☆-
それでも、岬サマは会話に反応する事なく歩いて行く。
…なんだか少しだけ、寂しい気持ちになった。
螺旋階段をのぼりきって、長い廊下を進んで行くと、突き当たりに大きな扉があった。
しかも、玄関に負けないくらいのレベル。
「ここが親父の部屋」
岬サマに言われ、あたしはハッとする。
落ち込んでる場合じゃない。
今日は岬サマを支える為に、あたしは来たんだから。
「岬サマ、緊張してる?」
あたしは岬サマの顔を覗き込む。
だけど…岬サマの顔は柔らかかった。
「してねぇ。むしろ、早く中に入りたい気分」
あまり見せない、岬サマの優しい微笑み。
あたしと目が合って、お互いに微笑んだ後、岬サマが扉をノックした。
.