ばぶる
ゆ 「……………ごめん。真亜莉。ごめんね。」
真 「は?何謝ってんの?おかしくね?」
ゆ 「ごめん。」
真 「ウザいんだよね。そういうの。いちいち謝るヤツ。まるでコッチが悪いみたいじゃない?マジうぜえ。」
ゆ 「……………。」
真 「用事ってこれだけなの?じゃあ帰るけど。そろっと教室戻らないとね。」
曖 「真亜莉!!!!!!待ってよ。」
真 「まだ何かあんの?」
曖 「真亜莉はもう2度と,結衣に近づかないでほしい。」
真 「言われなくても近づかないけど。」
曖 「ありがと。」
真 「どういたしまして。」
ドン
最後に響いた,真亜莉が出て行く音。
もう2度と戻れないんだと悟った。
“きっと覚悟は出来ていたからここに来れた。”
今はそう思うことしか出来ない。
1つ大事なものを失った気がした。